Loading...
アルカリ水とは?アルカリイオン水との違いや効果・注意点をわかりやすく解説

COLUMN

2025.07.04

アルカリ水とは?アルカリイオン水との違いや効果・注意点をわかりやすく解説

アルカリイオン水とは アイキャッチ

「アルカリ水」と「アルカリイオン水」は似た言葉ですが、それぞれ特徴や製造方法が異なります。

健康や美容を目的に取り入れる方も増えていますが、正しい知識を持たずに利用すると、期待した効果が得られない場合や注意が必要なケースもあります。

本記事では、アルカリ水とアルカリイオン水の違いをはじめ、期待できる効果やメリット、飲用時の注意点をわかりやすく解説していくので、参考にしてみてください。

1.アルカリ水とは何か

アルカリイオン水は「アルカリ水」の一種です。

アルカリ水とは、一般的にpH7.0より高いアルカリ性を示す水の総称であり、天然のミネラルによってアルカリ性になった水や、電気分解によって生成されたアルカリイオン水などが含まれます。

そのため、「アルカリ水」と「アルカリイオン水」は同じ意味ではなく、アルカリイオン水はアルカリ水の一種と考えると理解しやすいでしょう。

まずは、アルカリ水の定義やpHの基準、種類について確認していきます。

1-1.アルカリ水の定義とpHの基準

アルカリ水とは、水素イオン濃度指数(pH)が7.0を超えるアルカリ性の水を指します。

pHは0~14の数値で表され、pH7.0が中性、それより低いと酸性、高いとアルカリ性に分類されます。

一般的な水道水は地域や季節によって異なりますが、おおむねpH6.5~7.5程度です。

一方、アルカリ水はpH8~10前後のものが多く、市販のミネラルウォーターや家庭用整水器で作られた水などが該当します。

ただし、「アルカリ水」と表示されていても、どのような方法でアルカリ性になったかは商品によって異なります。

天然のミネラル成分によるものもあれば、電気分解によって生成されたものもあるため、用途や特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。

1-2.早見表で見る「アルカリ水」の2つのタイプ

アルカリ水は、大きく「天然由来のアルカリ水」と「アルカリイオン水」の2種類にわけられます。

天然由来のアルカリ水は、地層を通る過程でカルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含み、自然にアルカリ性となった水です。

一方、アルカリイオン水は、水道水などを電気分解して陰極側から生成されるアルカリ性の水で、家庭用整水器などで作られます。

どちらもアルカリ水に分類されますが、生成方法や特徴が異なります。

種類特徴主な例
天然由来のアルカリ水地下水がミネラルを含み自然にアルカリ性になった水アルカリ性のミネラルウォーター
アルカリイオン水水道水などを電気分解して作られたアルカリ水家庭用整水器で生成される飲用水

このように、アルカリイオン水はアルカリ水の一種ですが、すべてのアルカリ水がアルカリイオン水というわけではありません。

両者の違いを理解しておくことで、商品選びや用途に応じた使いわけがしやすくなります。

2.アルカリイオン水とは?仕組みと成り立ち

アルカリイオン水とは、水道水を電気分解して作られる「電解水」の一種です。
主に飲用目的で生成されるもので、pH9〜10の弱アルカリ性の液体を指します。

このアルカリイオン水には、身体の調子を整える働きがあるとされ、活用されることが多いです。
家庭でアルカリイオン水を作るには、「アルカリイオン整水器」という専用の機器を使用します。
この整水器は、水道水をろ過した後、直流電流を流して電気分解をおこなう仕組みです。

電気分解によって、水分子(H₂O)が分解され、陰極側では水酸化物イオン(OH⁻)や水素(H₂)、陽イオンなどが生成されます。

また、電気分解の過程で、陽極側にはpH4〜6の「酸性イオン水」も生成されます。
酸性イオン水は、洗顔や洗浄に適しているものの、飲用には向きません。

2-1.電気分解の仕組み

アルカリイオン水は、水道水などを家庭用のアルカリイオン整水器で電気分解して作られる水です。

整水器内部にはプラス極(陽極)とマイナス極(陰極)の電極があり、電気を流すことで水に含まれるイオンが移動します。

陰極側では水酸化物イオン(OH⁻)が増え、pHが高くなったアルカリ性の水が生成されます。

一方、陽極側では水素イオン(H⁺)が多くなり、酸性の水が作られるのが特徴です。

このように、アルカリイオン水は薬品を加えて作るものではなく、水を電気分解することで生成される水です。

さらに、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分も残るため、一般的な飲用水として利用されています。

ただし、効果には個人差があるため、適切な方法で利用することが大切です。

2-2.なぜ「危険」というイメージが生まれたのか

アルカリイオン水に対して「危険ではないか」というイメージを持つ人もいますが、その多くは情報の混同や誤解によるものです。

たとえば、工業用途で使われる強アルカリ性の洗浄水や電解水と、飲用を目的としたアルカリイオン水が混同されるケースがあります。

しかし、家庭用整水器で作られる飲用のアルカリイオン水は、適切なpH範囲で生成されるよう設計されており、強アルカリ性の洗浄液とは性質が大きく異なるのが特徴です。

また、「アルカリ性の水を飲み続けると体がアルカリ性になる」という誤解も、危険という印象につながっています。

実際には、人の体には体液のpHを一定に保つ恒常性(ホメオスタシス)が備わっているため、通常の飲用によって体液が大きくアルカリ性へ傾くことはありません。

ただし、持病のある人や医師から水分摂取について指導を受けている方、整水器の使用方法を守らずに利用する場合は注意が必要です。

正しい知識を持ち、用途に応じて利用することが安心につながります。

2-3.アルカリ電解水との違い

アルカリイオン水とアルカリ電解水はどちらも電気分解によって作られるアルカリ性の水ですが、用途や性質に大きな違いがあります。

アルカリイオン水は、pH9〜10ほどの弱アルカリ性の水です。
整水器を使用して水道水を電気分解することで生成され、日常的な水分補給に適しています。

一方、アルカリ電解水は、pH11〜12.5と強いアルカリ性を持ち、主に掃除や洗浄に使用される水です。
油汚れやたんぱく汚れを効果的に落とす特性があり、飲食店や施設などで洗剤代わりに使われることもあります。
ただし、アルカリ性が非常に高いため飲むことはできません。

アルカリイオン水は飲料水、アルカリ電解水は洗浄用として、それぞれ異なる目的で利用されています。
用途を理解したうえで、適切に使い分けることが大切です。

2-4.アルカリイオン整水器と浄水器の違い

アルカリイオン整水器と浄水器はどちらも水をきれいにする装置ですが、その仕組みや目的に違いがあります。

浄水器は、水道水に含まれる残留塩素や不純物を取り除き、安心して飲める水を作ることが目的です。
主にフィルターを通してろ過する仕組みで、水の味やにおいを改善する効果もあります。

一方、アルカリイオン整水器は浄水機能を備えつつ、さらに水を電気分解することでアルカリイオン水と酸性水を生成します。
飲用に適しており、まろやかな口当たりが特徴です。
浄水器が「きれいな水を作る」装置であるのに対し、アルカリイオン整水器は「健康を意識した水を作る」装置だといえるでしょう。

どちらを選ぶかは目的次第ですが、普段の飲み水をよりおいしくしながら健康を意識したい場合は、アルカリイオン整水器がおすすめです。

3.アルカリイオン水にはどんな特徴がある?

アルカリイオン水は、胃腸にやさしい飲み水として利用されており、ミネラルを吸収しやすくするといわれています。

また、口当たりがまろやかで飲みやすいと感じる人も少なくありません。

ここでは、アルカリイオン水に期待される主な特徴と、その理由について詳しく見ていきましょう。

3-1.身体にやさしいといわれる理由

アルカリイオン水は、古くから健康効果が期待されています。

そのため、身体へのやさしさを期待して日常的に飲用する人もいます。

これは、適度なアルカリ性の水を継続して飲むことで、毎日の健康をサポートすると考えられているためです。

ただし、アルカリイオン水は医薬品ではなく、すべての人に同じ効果が現れるわけではありません。

また、体調や体質によって感じ方には個人差があります。

飲み始めは少量から取り入れ、体調を確認しながら利用すると安心です。

3-2.ミネラルが吸収されやすくなるといわれる理由

アルカリイオン水には、カルシウムやマグネシウムなど、水道水に含まれるミネラル成分が含まれています。

また、電気分解によってミネラルがイオン化した状態になるため、「体内で利用されやすい」「吸収しやすい」と紹介されることがあります。

ただし、ミネラルの吸収率が大きく向上することについては、十分な科学的根拠が確立されているわけではありません。

そのため、「ミネラルが吸収されやすくなる可能性がある」と理解することが大切です。

アルカリイオン水は、日々の水分補給をしながらミネラルを摂取できる飲み水のひとつとして活用するとよいでしょう。

栄養補給の基本は、あくまでもバランスの取れた食事であることも忘れてはいけません。

3-3.口当たりや味わいの特徴

アルカリイオン水は、「まろやかで飲みやすい」と感じる方が多いことも特徴のひとつです。

これは、電気分解による水質の変化や、カルシウム・マグネシウムなどのミネラルバランスが味わいに影響すると考えられています。

そのため、水道水特有のにおいやクセが気になる人でも飲みやすいでしょう。

また、コーヒーやお茶を淹れる際に使用すると、素材本来の風味が引き立つと感じる人もいます。

ただし、味の感じ方は個人差が大きく、使用する水道水の水質や整水器の性能によっても異なるでしょう。

アルカリイオン水は、健康面だけでなく、毎日無理なく続けられる飲みやすさという点でも、多くの家庭で利用されています。

3-4.料理をよりおいしくするといわれる理由

アルカリイオン水を使うと、料理の風味や食感が向上します。
たとえば、ご飯を炊く際に使用すると、米のデンプンが均一に糊化し、粘りのあるふっくらとした食感に仕上がります。

また、パン作りでは、生地の発酵を促し、もっちりとした弾力のあるパンが焼き上がります。

アルカリイオン水は食材の成分を抽出しやすいため、だしを取る際に使用するのもおすすめです。
昆布やかつお節のうまみがより濃く引き出され、料理全体のクオリティアップも期待できるでしょう。

さらに、野菜のアク抜きにも効果的です。
ごぼうやタケノコのアクを短時間で除去できるため、風味を損なわずに調理できます。

肉や魚の下処理にも役立ち、レバーやマトンなど臭みのある食材をアルカリイオン水に浸すことで、特有のにおいを軽減できます。

また、煮込み料理では脂肪分が抜けやすくなり、さっぱりとした仕上がりになります。

3-5.医薬品的な効能をうたうものではないという位置づけ

アルカリイオン水は、身体の健康をサポートする効果があることが認められているといわれていますが、医薬品のように病気を治療したり予防したりするものではありません。

そのため、アルカリイオン水は健康的な生活をサポートする飲み水として取り入れ、バランスの良い食事や適度な運動などと組み合わせて活用することが大切です。

4.アルカリイオン水を飲むときに知っておきたい注意点

アルカリイオン水には厳密な1日の摂取量は定められていませんが、日常の水分補給として無理のない範囲で飲むことが推奨されています。

初めて飲む場合は、一度に大量に飲むのではなく、コップ1~2杯程度から始め、体調を確認しながら徐々に増やすと安心です。

また、整水器ではpH値を切り替えられる機種も多くあります。

飲み始めはpH8.5前後の弱アルカリ性から始め、慣れてきたらpH9.0~9.5程度へ段階的に調整する方法が一般的です。

いきなり高いpHの水を飲む必要はありません。

自分の体調や飲みやすさを確認しながら、自分に合ったpH値を選ぶことが大切です。

4-1.一日の目安量とpH値の選び方

アルカリイオン水には厳密な1日の摂取量は定められていませんが、日常の水分補給として無理のない範囲で飲むことが推奨されています。

初めて飲む場合は、一度に大量に飲むのではなく、コップ1~2杯程度から始め、体調を確認しながら徐々に増やすと安心です。

また、整水器ではpH値を切り替えられる機種も多くあります。

飲み始めはpH8.5前後の弱アルカリ性から始め、慣れてきたらpH9.0~9.5程度へ段階的に調整する方法が一般的です。

いきなり高いpHの水を飲む必要はありません。

自分の体調や飲みやすさを確認しながら、自分に合ったpH値を選ぶことが大切です。

4-2.pH値別・飲み方の目安

アルカリイオン水は、pH値によって特徴や飲み方の目安が異なります。

一般的には、初めて利用する人は低めのpHから始め、徐々に慣らしていくことが推奨されています。

pH値特徴飲み方の目安
pH8.0~9.0弱アルカリ性でまろやかな口当たり飲み始めや毎日の水分補給、コーヒー・お茶の抽出におすすめ
pH8.5~9.5一般的によく利用されるアルカリイオン水健康効果があるとされている
pH10以上飲用には適さない場合がある機種によっては調理や洗浄用途として使用されることがあるため、整水器の取扱説明書に従う

なお、整水器によって設定できるpH値や用途は異なります。

飲用できる範囲は製品ごとに定められているため、必ず取扱説明書を確認し、メーカーの推奨する方法で利用しましょう。

4-3.薬と一緒に飲むときの注意点

アルカリイオン水は一般的なミネラルウォーターとは異なり、アルカリ性が強い水です。

そのため、薬と一緒に飲むことで薬の成分に影響を与える可能性があります。

特に、医療機器で生成されたアルカリイオン水は、医薬品と同様に慎重に扱うべきです。

具体的な影響が医学的に詳しく検証されているわけではありませんが、安全のために薬はアルカリイオン水ではなく、浄水や常温の水で服用するようにしましょう。

4-4.赤ちゃんや妊娠中の人が気をつけたいこと

赤ちゃんのミルク作りには、一般的にアルカリイオン水は推奨されていません。

乳児は消化機能や腎機能が未発達であるため、ミルクには水道水を煮沸したものや、乳児用として適した水を使用することがすすめられています。

妊娠中の人については、健康な人であれば通常の飲用で大きな問題はないとされていますが、持病がある場合や医師から水分摂取について指導を受けている場合は、事前に医師へ相談すると安心です。

また、体調の変化を感じた場合は無理に飲み続けず、自分の体調を優先しましょう。

アルカリイオン水は健康維持をサポートする飲み水のひとつですが、体質やライフステージに応じて適切に利用することが大切です。

4-5.腎疾患がある場合の注意点

腎疾患がある人は、アルカリイオン水の飲用を控えましょう。

腎臓は体内の水分やミネラルのバランスを調整する働きを担っている臓器です。

腎機能が低下していると、アルカリイオン水による影響を受けやすくなります。

特に、カリウム排泄障害のある人がアルカリ性の水を過剰に摂取すると、体内のカリウム濃度が異常に上昇し、高カリウム血症を引き起こす恐れがあります。

その結果、不整脈や筋肉の異常収縮などの深刻な症状を伴うことも考えられるのです。

また、腎疾患だけでなく、その他の疾患で治療中の人も飲用する前に医師に相談してください。

体調に異変を感じた場合は、すぐに飲用を中止し、専門医の指示を受けるようにしましょう。

5.アルカリ水を暮らしに活かすヒントと水選びのポイント

アルカリ水は飲み水として利用されるだけでなく、毎日の暮らしのさまざまな場面で活用できます。

また、用途に合わせて適切な種類の水を選べば、より快適に取り入れることが可能です。

ここでは、飲用以外の活用法と、アルカリ水やアルカリイオン水を選ぶ際に知っておきたいポイントを紹介します。

5-1.飲用以外の活用法(掃除・美容など)

アルカリ水は、飲用以外にもさまざまな用途で活用されています。

たとえば、高いpHのアルカリ性電解水は油汚れを落としやすい性質があり、キッチンのコンロや換気扇、テーブルなどの掃除に利用されています。

ただし、飲用のアルカリイオン水とは用途が異なるため、掃除用として販売されている製品は飲まないよう注意が必要です。

また、美容の面では、洗顔後のすすぎやスキンケア前の水分補給として利用する方もいますが、美容効果を示す十分な科学的根拠はありません。

そのため、あくまで日常のケアのひとつとして取り入れることが大切です。

用途に応じて適切な種類のアルカリ水を選ぶことが、安全かつ効果的な活用につながります。

5-2.水選びで注目したいポイント

アルカリ水を選ぶ際は、「天然のアルカリ水」と「アルカリイオン水」の違いを理解したうえで、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

天然のアルカリ水は、地下水が地層を通る過程でミネラルを含み、自然にアルカリ性となった水です。

一方、アルカリイオン水は、整水器によって水道水を電気分解して作られる水で、家庭でも利用できます。

また、pH値だけでなく、ミネラル成分や硬度、飲みやすさも確認するとよいでしょう。

毎日飲む水だからこそ、継続しやすい味や使い勝手も重要なポイントです。

家庭で整水器を使用する場合は、管理医療機器として認証された製品を選び、フィルター交換などのメンテナンスを適切におこなうことも欠かせません。

用途やライフスタイルに合わせて選ぶことで、アルカリ水をより安心して日常生活に取り入れることができます。

6.まとめ

アルカリ水は、pH7.0を超えるアルカリ性の水の総称であり、アルカリイオン水はその一種です。

アルカリイオン水は、家庭用整水器で水道水を電気分解して作られ、健康効果が期待できます。

一方で、医薬品のように病気を治療・予防するものではないため、過度な効果を期待することは避けましょう。

また、アルカリイオン水は飲用だけでなく、暮らしのさまざまな場面で活用できます。

ただし、飲み始めはpH値や飲む量に注意し、赤ちゃんや持病のある方などは利用方法を確認することが大切です。

毎日飲む水だからこそ、アルカリ水とアルカリイオン水の違いを正しく理解し、自分のライフスタイルや目的に合ったものを選びましょう。

正しい知識を身につけることで、安心して日常生活に取り入れられます。

「水を変えれば」身体が変わるを実感!失敗しない浄水器の選び方など公式LINEで配信中!

関連記事